前回は、作曲について述べたので、
今回は、作詞について書こうと思う。

そもそも私は、
この数十年という年月を
文学とは程遠い
科学技術の世界に身をおいてきたもので、

ただ、この先、売れない作曲家
あるいは、シンガーソングライターを目指すからには、
歌詞を書けなくては話にならないことくらいは理解している。

社会人になってからというものは、
論文と言われるような堅苦しい文章ばかりに触れてきていて、
一度も、詩あるいは詞のような韻文スタイルの文章は書く機会がなかった。

それが、ふと、
いまから、2年前に、オンライン英会話の先生とskypeしているときに、
「そのくらいできますよ・・」
とデカいことを言ってしまったのが、
令和に入ってからの作詞家としてのスタートラインになる。

その件は、そのまま立ち消えになるかと思われたが、
不思議なことにその直後に
以下のようなフレーズが思い浮かんだ。

「現実と真実をつなぐ道の中で
 昨日から明日へと歩く君に出会う・・」

いつもの広い道で
みつけた未来の夢
二人で走るときは
それほど速くはない

あなたが笑いながら
そのまま曲がってゆくよ

あなたの声は聞こえていても
私の道をつなげない
だけど今はこの姿を離れ
ただあなたのそばに…

 

この曲「姿を変えて」(創作コードP01)は、歌詞の雰囲気がまるで「昭和」なのだが、ちゃんとメロディもついているので、これもいつの日か、完成させなくては・・と思っている。

と、その時の英会話の先生とはそんな言葉を交わしたものだが、
その直後に、突然、その先生が病に伏すことになり、
そのまま連絡が取れなくなってしまった。

いつも私を励ましてくれた
JAL出身の若く素敵な人で
いまも元気に生きておられることを
切に望んでいる。