よく音楽アーティストの方が、
雑誌の取材なんかで、どんなふうに曲を作るのかについて書かれているときに、
大まかな流れを大別すると、
コード進行を定めてから、メロディを決めていくか、
あるいは、その逆のパターンになるのかと思う。
で、私の場合は、圧倒的にメロディが先。
何故かと言えば、
そもそもコードを発音できるような楽器をもっていない。
じゃあ、メロディを奏でる楽器はあるのかといえば、
それもない。
ということで、作曲に用いる機材?としは、必然的に自分の体になってしまう。
曲のイメージが思い浮かんだら、
忘れないうちに、声に出して、ICレコーダに録音しよう!!
その都度、PCでDAWを起動していたのでは、
その間に忘れてしまうかもしれないから、
思い浮かんだ時が唯一かつ最大のチャンスである。
さて、どんな時に、曲を思いつくかと言えば、
一つは、風呂に入っているとき、
思いがけず
いい感じのフレーズを思いついたりするのだが、
歳のせいかせいぜい8小節分くらいしか、記憶に残らないので、
家や事務所の随所には、
メルカリで買った中古のICレコーダが置かれている。
もう一つは自動車を運転しているとき、
この時間は、基本的に退屈である。
去年の秋に、かなりの長距離を一人で運転したことがあるが、
孤独なロングドライブは退屈で、
すれ違うトラックの運転手さんには頭が下がる。
で、その時は、ずっと録音モードにしたままで、
随分前に作った曲の後半部分を考えたりしていた。
作曲とは、海外旅行に行った時のような、
異なる世界の発見につながる鍵のようなもので、
その先には、見たこともない景色だけでなく、たくさんの新しい出会いがある。
それは、とても楽しい。
日々、周囲の人たちに助けられ、
思いがけずこんな生活をはじめるようになってから、
早くも2年が過ぎようとしている・・・
最後に、もっとも最近の事例をここに紹介しようかと思う。
↓のは、ICレコーダで記録した、私の地声。
基本的に、歌が下手なので音程がズレている。
とはいっても、これは後ほど自分で聞き直してDAWに譜面として入力するためのものなので、特に大きな問題ではないが・・
歌詞はメロディが思い浮かんだ時に、
即興的に思いついたものを埋めていくが、
思いつかないときは、ラララとかそんな感じで歌う・・
こころのLINEをはじめたふりして
あなたに近づくよ リアルな世界で
突然たかまる時空のエナジー
私を遠くに追い出さないで・・
この曲(創作コードP38)は、
この原稿を書くためにやってみた感が強く、
まだまだ未完成。
(そもそも「こころのLINE」ってなんなんだか??)
何年か先に、発表できる日が来ると良いが、
その前にやらなくてはいけないことが山積しているので、
まずは目先の課題に挑戦していく!!!